ずっと長く使い続けたい、愛用するベッド「桐らくね」の使い方・メンテナンス

昔から、私たちの暮らしの中で重宝されてきた桐の家具や道具。
今でも桐箪笥や桐の箱、すのこなどに使われ、
その調湿性の良さなどから、長く私たちの暮らしに息づいています。
桐材のプロが手掛ける、桐の折りたたみベッド「桐らくね」。
正しい使い方をすれば、ずっと愛用できるアイテムです。
当スタッフの中には10年以上使い続け、今も現役で使っている者もいます。
ぜひ、この長く愛用するコツを参考に使い続けてください。

動かすときは持つところに注意

折りたたみベッドは、真ん中の接続部が可動する仕組みになっています。
可動部というのは、逆の力が加わると壊れてしまいます。
私たちの体も関節を逆に曲げることはできませんよね。
例えば、この図のようにベッドの端を持ち上げると・・・真ん中に負荷がかかり壊れてしまいます。
移動の際は端を持ち上げないでください。
移動をする時は、キャスターを使い水平に移動をするか、真ん中取っ手部分を持ち上げて移動をしてください。
設置や保管は平らな場所で

水平で段差のない安定した場所に設置・保管をしてください。
段差のある場所に設置をするとフレームがゆがみ、きしみ音や破損の原因となります。
ベッドの上にのる時は優しく

ベッドの1点に荷重が集中すると破損の原因となる可能性があります。
ベッドの上に勢いよく飛び乗る、ベッドの上で飛び跳ねる、踏み台代わりにするなどしないでください。
寝るときは”おひとり様”で

桐らくねは一人用のベッドです。
幅は約95cm、二人で寝られる十分な幅はないので、寝返りを打てなかったり落下したりするかもしれません。
疲れをとるための睡眠で疲れてしまうかも。
また、耐荷重は約100kg、体重と布団やマットレスの重さを合わせて100kg以内でお使いください。

寝ている間にかく汗の量は、健康的な大人で一晩にコップ1杯(約200cc)程度と言われています。
布団を敷きっぱなしにすると、桐材が水分を吸い痛みが早まったり、カビが発生したり桐材表面が赤黒く変色することがあります。
定期的に布団干しをして、ベッドにたまった湿気を放出してください。
また、毎日のお部屋の換気や除湿マットの使用がカビ対策に効果的です。
汚れが付いてしまったときは、乾拭きまたは、固く絞った布で拭き取ってください。

どんなものでも乱雑に扱えば壊れてしまったり、不具合がでてしまうものです。
毎日使う道具だから大切に使いたい。
正しい使い方でぜひ長く愛用してください。